あれは、確か私が20歳のころ。夏休み前の混雑前にちょうど還暦を迎えた父とキャンプへ行こうと計画を立てた頃。
場所は、新潟県の某キャンプ場。
当時は平日キャンプはほぼ貸し切り状態。その日もテントサイトは私と父の一組のみで、高台のバンガローに一組の家族がいるくらいでした。
私「おーー静かで広いし良いねー」
父「ちょっと寂しすぎるな!」
などなど会話をしながら、私がテントとタープを設営してました。当時はグランピングなんてものもなかったですからね。とりあえず、テーブルとイスがあって、昼飯はコンビニ弁当。夜はちょっとしたキャンプ飯を作ってあとは、のんびり過ごす。そんなスタイルでした。
周りは山に囲まれていて、とても静か。せっかくだからデジカメで写真を撮ろうと、タイマー設定して撮影。その後もちょっと散策したり、写真を撮ったりとまったりと過ごしました。
だんだん日が暮れて良い感じになってきたキャンプ場の雰囲気。私はテント設営時と徐々に暗くなるキャンプ場が好きです。のんびり夕食を食べながら、そよ風程度の静かなキャンプ場でゆっくりとした時間を味わいながら楽しみました。
出典:https://www.pakutaso.com/
なかなか行けない父とのキャンプもそろそろ終盤。父に洗い物をまかせて、私は寝る準備。ちょっと早めの夜22時前くらいに就寝。
しばらくするとなんか「ビュービュー」と風が出てきました。テントの外では「ガサガサ」?と音が。
あー前の群馬のキャンプ場もそうだったけど夜中になるとキツネかタヌキが漁りに来たんだろうな。くらいに思って、ウトウトと就寝。
しばらくして寝ていると。
父「なんか外にいるぞ!」
私「キツネかタヌキじゃね?」
父「いやなんかおかしいぞ、テントを叩かれてるみたいだ」
私「風でしょ?」
となんて言うんですかね、認識阻害?という感じでしょうか私は起きられるのになんかどうでも良いみたいな感覚になったんですね。音もシッカリ聞こえるのですが。。
あの時の寝ぼけてるのと違う感覚は今でも覚えてます。
その後も父はなんか言ってましたが、私はそのまま就寝。
そして夜が明けて。
私「昨日なんか言ってたけどどうしたん?」
父「いやテントを外から子供の手くらいの大きさの何かで叩かれていたんだ。だからこっちもコノヤロー!と言って足で反撃してやったそしたら、また違う場所を叩くからそっちにむかって蹴っ飛ばしてやった」
私「ふーん風かなんかで気のせいでしょ、まさかお化けでもいたんかね?」
なんて会話をしていた私たち。その後朝食をとりつつ、そういえば昨日撮ったデジカメの写真でも見ようかと。
父と写真を撮るなんて数年ぶりですからね、昨日撮ったタイマーをセットした写真も見ていくと※昨日撮影した際は撮った写真は見なかったです。
私「あれ?なんか親父の後ろ辺りなんか変じゃね?」
そこには、なんか肌色と黒いブレて塗りつぶしたような人?の横顔が映ってたんですね。最初見間違えでしょと思い、その前後の写真も確認してみると。
こっちはオレンジ色の光っぽいのとこか、写真がぶれたような画像になってたんです。あの時確かにタイマーでぶれない様に撮影していたのですが、その心霊写真のような画像とその前後だけは、ブレたり変なのが映っていたんです。
わーこれ初めて撮ったけど心霊写真だわ。こういうのが疎い私でもあーなんか映ってると感じましたね。
出典:https://www.photo-ac.com/
その後何事もなく帰路につき、後日職場で霊感の強い仲間に写真を見せたんですね。
そしたら「あーこれ子供の霊だね」と
うわ!じゃあ父が言っていた夜中に子供の手のような物でテントを叩かれたというのは、子供の霊の手だったのか。。。そういえば、子供の手くらいの拳の形だったと言ってたわ。
流石にゾッとしました。
ただその仲間が言うには横顔だから大丈夫だろうと。
そして
「まあ家族で楽しそうにしていたから子供の霊が寄って来たんじゃないかな?」
ということでした。
いや、まあ通りすがり?の霊でよかったですよ。
父は昔から色々体験しているようで。
人通りが激しい新宿では急に人がいなくなって、膝くらいまでの女性?に遭遇したり。自宅では、頭に武笠?を被った20cmほどの小さなお坊さんに遭遇したりと結構体験していまして。
あの時私も音は聞こえたのですが、起きる気もしなかったです。ですがもしかしたら、起きる気がしないようにされたのかもしれませんね。